平郡東地区は、平郡島の東に位置する一年を通じて温暖な気候に恵まれた自然豊かな地域です。
現在、地区の人口は155人で109世帯、高齢化率70%(令和4年12月末)と、高齢者のひとり暮らし世帯が多く、また人口減少も急加速化し、15年前(平成20年9月末人口304人)から50%以上も減少している状況です。更にこの数年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地区行事等も開催されない日々が続き、多くの方が寂しい思いをされていたと思います。
そうした中、平郡東地区でも徐々に地域交流が再開され、3年ぶりに行われた老人給食配食サービスのお弁当は多くの方に喜ばれました。また今年の4月には平郡東小学校が数年ぶりに開校する予定です。新たに入学する子どもと、地域が更なる交流が生まれるよう、本協議会も暖かく見守ってまいります。
余田地区は、人口1,396人、660世帯(令和4年9月末現在)です。温暖な気候に恵まれた地域で、天然記念物「臥龍梅」はシーズンには多くの観光客が訪れます。
また、地区内には、教育施設として余田保育園、余田小学校、柳井西中学校があり、医療施設として坂本病院、老人介護施設として松風苑、まつかぜがあり、子どもから高齢者までの施設が整っています。
余田地区社会福祉協議会では、各種団体と連携を取りながら地域における福祉力の強化・活性化に努めています。
例年、戦没者慰霊祭や敬老会、ふれあい交流会、ボランティアグループの活動支援、余田地区コミュニティの夕べ(夏祭り)、入学祝いなどを行っていますが、近年は新型コロナの流行もあり、実施が難しかった地域行事もありました。今後も地域の皆さんの安全や安心を確保しながら、徐々に活動を再開し、活気ある余田地区のために引き続き活動してまいります。
伊保庄は、人口2,694人(令和4年4月末現在)と市内9地区の中で3番目に人口が多い地区です。さざ波会の老人給食サービス、伊保庄餅つき唄保存会の巡回餅つきなど各種団体が地域独自の特色ある活動を行っています。
ここ数年は、新型コロナウイルス感染拡大により地域の福祉活動に様々な影響が生じておりますが、住民ならではのさりげない関りが、いきいきと暮らし続けることを支えています。
伊保庄地区社会福祉協議会は、今後も自治会や関係機関と連携しながら、自分たちの住む地域にあった福祉事業を行い「地域のつながり」を活かして住みやすいまちづくりを進めていきます。